最近日常の中で良く聞く「パワースポット」という言葉ですが、
一般的には、 「自然な力によって、健康や元気を与えてくれる場所」
「霊的な力が満ちているとされる場所」と言われています。
「エネルギースポット」「気場」とも言います。
地磁気が強い場所ほどパワーが強いとして、地磁気測定などの計測もあります。
元々古代より 大地の力を得ようとする試みがあり、
「パワースポット」と言われている場所も、本来は信仰の場であり、
自然崇拝が行われていた 所が多いのです。
そのような場所は、伝統的に「霊場」「聖地」などと呼ばれています。
自然崇拝では、風、雷、雲、太陽、などの他に、
山、川、大地、湖など、そのものが崇拝の対象とされています。
大地は農耕民族にとって神聖であり、 山は神霊の住みかとみなされ、
川や湖は、水神が住んでいるとされる 伝説や神話が多く残っています。
何故パワースポットと呼ばれる場所は神社・寺院が多いのか?
古くからその時代の権力者は、陰陽師や風水師などを使って、
パワーの強い場所を選んで神社、寺院、城などを建てていました。
皇居、御用邸のある場所も同じです。 (風水ではパワースポットの場所を"龍穴"と言います)
宇宙からの目に見えない力や、地球そのもののエネルギー、
人々の集合的な気のエネルギーが高い場所とされて、
彼らは このパワースポットを利用する達人であったと言われます。
そして神奈川のパワースポットも幾つかありますが、
その代表格が「箱根神社」、鎌倉の「鶴岡八幡宮」です。
神道とは
神道(しんとう)は、一般的には「かんながらのみち」とも言われ、
日本独自の信仰体系であり、山、川、滝、樹木などの自然や自然現象を畏れ敬い、
「八百万の神」と言われる様に「全てのものに命が宿る」
という意味で捉えられています。(全てのものに感謝あるのみ^^)
神道は、太古の日本から信仰されてきましたが、明確な教義・経典はなく、
「古事記」「日本書紀」「古語拾遺」「宣命」といった「神典」と称される
古典をベースにしています。「森羅万象」に神が宿ると考え、
天津神・国津神や祖霊を祀り、祭祀を重視し、
「浄明正直(浄く、明るく、正 しく、直く)」を徳目としています。
また「人道(人である為の道理)」の上を行く「神の道理」であり、
宇宙や地球の取り決めの様なものでもあります。
人類を含めた「物・事の在り方」「道理」をその精神の中心に置き、
神々を Top にその下に神職が儀式を行い、その精神を私たち国民が
学び取っていくものであるのです。
分かりやすい例としては、当たり前の様に私たちは、お正月には「初詣」に
行くし、子どもが生まれたら「お宮参り」「七五三」にも行く事などでも分かる
様に生活の一部と成っているし、各家庭には当たり前の様に「神棚」があります。
(最近の家庭では少なくなってきている様ですが)
また、面白いのは「通りゃんせ」「かごめの歌」などでもその奥義が残っているので、
調べて、感じてみられたら良いのではないかと思います。
これらからも推察できる様に、(真の)神道とは
「真の自己の、究極の本源・ 根源へ繋がっていくための道」
「宇宙の全てを一体化し、繋がっていく為の道」 なのです。
「私たち自らが宇宙=神の一部である事を見出し、この肉体を離れても
永遠の進化の中で、私たちの真の親=神に近付いていく為の道」なのです。
そして、これが「アセンションの道」でもあるのです。
そして、神道の奥義と言われているのが「中今(なかいま)」です。
これは、「神代(しんだい・かみよ)からの、全ての過去と、
全ての未来を統合した、今この瞬間」という意味ですが、 私たちは、
常に「中今を生きる」ことが、とても重要な事でもあると思います。